MONOHOSHIZAO開発ストーリー

現在準備中です。

7.2ftの超ロングロッドで軽量ルアーを更に遠くへ!
プロダクトゾーンが広がることにより、バスの捕獲率が確実にアップ!
バッドジョイントシステムが可能にした、力強さとしなやかさの高次元融合。
キャスト、フックアップ、ランディングの一連の動作で、アングラーが主導権を握る”獲る”ためのロングロッド!
伝説の日本刀「MONOHOSHIZAO」が、妥協知らずの日本の職人の魂で現代に蘇る。

ご購入はこちらから
MONOHOSHIZAO S-72ML SHAD&LIGHT TEXAS SP 今なら限定キャッププレゼント?http://rodman.boy.jp/?p=40479

竿水平

 

 

MONOHOSHIZAO S-72ML 開発ストーリー

第1章 序章

オリジナルロッドの開発は、釣具業界で働き始めた、約20年前からの自分の一つの夢でした。
しかも、単に気に入った既存のブランクスを買ってきて、ガイドをスレッドで綺麗に巻いて、丁度良いグリップを装着する手作りロッドではなく、オリジナルの芯金にカーボンシートを巻きあげブランクスを作成する、本物の、ロッドマンだけの、こだわりのオリジナルロッド作成する事が夢でした。
それを20年かけて、今、実現しようとしているのには訳があります。

20年にわたるプロショップ経営や自らのトーナメント出場やガイド経験からもたらされた、より多くバスを釣るための経験と勘。
それを100%釣果に反映させるには、どうしても自分の納得のいくロッドを作る必要がある。とずっと感じていました。

更に、自分の頭の中で『遠賀川で一番釣れるシャッドで使いやすいロッドが欲しい。そして、トーナメント中、1日中キャストしても疲れない、軽くてバランスの良いロッドで、しかも遠投も、フッキングもきまる長めのロッドが欲しい。』
と、作りたいイメージがより具体化され始めたのも開発するきっかけとなりました。
_MG_5048

第2章 始動

2012年6月
オリジナルロッド制作の打ち合わせに、熊本県山鹿市のヤマガブランクス様に出向き、ついにはじめの一歩を踏み出しました。

制作をお願いしようと考えた、ヤマガブランクス様は、20年以上自社ロッドを作り続けている、中宮社長様自身が、こだわりの職人がでいらっしゃる、非常に信頼できる会社です。
更に、ブランクス焼きからガイドの取り付け、パッケージに至るまで、全て自社で生産している完全メイドインジャパンのロッド工場ということで、まさに私の理想通りの、クオリティ面も安心な会社です。
初めての訪問でしたが、熱心に色々と説明をしていただきました。
そして、私も、自分の理想としているロッドを何時間もかけて説明し、社長さんや若手のロッドビルダーさんと話し合いを行い、ついに、プロトのロッドを作っていただけるようになりました!

しかしながら、オリジナルの商品のコンセプトを1から作るのは大変でした。
自分が欲しいものを職人さんにうまく伝える事の難しさを痛感しました。
もちろん調子や硬さ等、性能面は伝えてますが、これからは、今はまだ全然考えていないロッドのデザイン面などもあり、難しいことが山積みです。

そんな中、ロッドの名前だけは、メーカーさんにない、長いロッドで切れ味の良いロッドを作っていきたいという思いから、「MONOHOSHIZAO S-72ML」に決定しました。

佐々木小次郎の「物干し竿」からとったのですが、ウィキペデイアで調べてみると。。。
「1612年(慶長17年)刃長三尺三寸(約1メートル)の野太刀「備前長船長光」
通称「物干し竿」を使用して、武蔵と巌流島で決闘し、敗死したとされる(この「物干し竿」は「長いだけで斬るには向かない」とする侮蔑的な意味合いがあるため、後世につけられた通称とみられる)。」

う~ん・・・侮蔑的な意味合いか・・・しかも武蔵に負けてますけど!!って心の中でつっこみをいれつつ・・・
でも、自然が相手のバス釣りで、いつも毎回必ず優勝する事は絶対ありえないので、結果的に武蔵には負けてしまったけど、佐々木小次郎も強い凄腕だからいいのでは!?
トータル1位のスタンスでつけたって事でいいのではないか?という事で決定しました。
写真-2012-10-04-16-12-04

第3章 要望

始めに伝えた ロッドマン オリジナルロッド「MONOHOSHIZAO S-72ML」の5つのコンセプト。

1.シャッド専用設計
年中釣れるハードベイトは何か?絶対必要不可欠なプラグは?と考えた時に
私にとっての答えは「シャッドプラグ」でした。

絶対にないとトーナメントを戦えないであろう「シャッドプラグ」。
それらのなかでも5g前後の「シャッドプラグ」をストレスなくつかえるロッドが欲しい。
という事で、まずはシャッド専用ロッドを1番に作成する事にしました。

2.ブランクス
バスを確実にフッキングし、且つばれないブランクスとはどんな物か?
第1に考えたのは、チューブラティップとソリッドティップのどちらが良いのか?という事でした。
私は、今まで20年間、さまざまなメーカーのロッドを使用してきました。
そして取材協力として、何十人ものTOPプロと一緒に釣りをしたり、彼らの釣りを間近に見るという貴重な経験をしてきました。
その経験を踏まえての私の結論は、ずばり『チューブラしかない。ソリッドは巻き物に関しては必要ない。』ということでした。
それはなぜか?
いくら、柔らかいソリッドで食い込みが良くても、フッキングさせるパワーがないと意味がないからです。
でも、釣り場では、ソリッドでないと、バスの口からはじいてしまうといった状況が絶対にあります。
なので、そこは、ブランクスの曲がり具合、つまり調子でカバーするチューブラのベンドカーブを考案しました。

3.飛距離とパワー
飛距離に関しては長ければ長いほど良い。と考えていました。
シャッドのような軽くて小さなプラグを遠くに投げる為には、絶対に長さが有利になります。
追い風では馬鹿みたいに飛び、遠くに着水したルアーでも確実にフッキングに持ちこめる。
もちろん長さがあるので、逆風でもどんなロッドよりも飛ぶ!
そして、7.2ftでMLパワーなのでかけた魚もグイグイ寄ってくる。
しかしながら、それ以上に長くすると、取り回しが悪くなる。「MONOHOSHIZAO S-72ML」は使いやすい限界の長さに設定しました。

4.軽さも重視
7.2ftだが、115gをきる重量を実現。
右腕に、フィッシングエルボー(テニス肘)をかかえる私が1日中巻き続けるには、アンダー120gでないと使えない。
という事で長さもありながら軽さも重視しました。

5.感度アップ
バイト、リップラップ、泥、ウィード、ティンバー等すべてが手元に伝わり、今、シャッドが何にコンタクトしているのかはっきりとわかる高感度。
あえて2ピースを採用する事により、グリップ前のカーボンを高弾性にする事により感度を増幅しました。
ガイドのついている#1は中弾性なので食いこみ重視。しかしながらバット部分に高弾性カーボンを採用した事により同じ柔らかさのロッドよりも高感度に仕上がってます。
_10V2673

第4章 釣果

プロトで初めての釣果
「MONOHOSHIZAO S-72ML」プロト0001で釣った記念すべきはじめの1匹。
新日鉄堰の激流の中、O・S・Pのハイカット(シャッド)でかけたキロアップですが、ロッドのパワーがあるので簡単によせてくる事が出来ました!

プロト0001で何本もキャッチしている私を見た息子が『お父さんはMONOHOSHIZAOだから釣れるんやろ!』と言い出し、私から「MONOHOSHIZAO」を奪って見事釣りあげました!
ハイカット丸のみで、バスにダメージを与えないようにフックをはずすのが大変でした。
「MONOHOSHIZAO」は115gなので、小学校6年生の息子(145センチ)でも7ft以上の長いロッドをうまい事操る事が出来ました。
その他にも、ロッドマンプロメンバーの神出氏、森光氏、徳田氏からもおかっぱり大会やトーナメントを元にした実践的な意見も頂きました。
052

そして、トーナメントでも、2012年 JB九州第3戦北山湖でプロトタイプで早速結果が出ました。

実際の北山湖でのトーナメント中様子
3時間ノーフィッシュ。後半クランクで2本。後1本を絞り出す事が出来ません。
北山湖で困った時のライトキャロにチェンジ。
早い時間帯に深い方に船団が出来て入れ食ってた場所に移動。
浅い側の2mフラットでリップラップ点在する ポイントで勝負に出る事に!
そして、「MONOHOSHIZAO S-72MLプロト」に、O.S.Pドライブクローラー3.5のライトキャロをつけて、ゆっくりと誘い510gと380gで連続キャッチで、入れ替え成功!!
バイトが遠くなってきたのでバークレイの3フライにチェンジ。最後にドラッキングで480gがヒットし1510gまでウエイトアップ!!
「MONOHOSHIZAO S-72MLプロト」はシャッド専用ロッドとして開発しているのですが、ライトキャロの相性も予想をはるか上回る位に抜群でした。
とにかく軽くキャストしても無茶苦茶飛びます。関谷に移動しての1匹目は風にのせての超ロングキャスト後のフォーリングでバイトしてきました。
普通のロッドでしたら、このくらい遠投していたらバイトがとれないのですが、 「MONOHOSHIZAO S-72MLプロト」では、ココッというバイトが手元まで明確に伝わってきました。
この距離なので、フッキングは無理かと思いながら、いつものようにスィープにフッキング!!びっくりした事に上顎の一番固い所を貫通していました!!
今回は、「MONOHOSHIZAO S-72MLプロト」のポテンシャルの高さに驚きました。 方向性を微妙に修正してシャッド専用なのですが、+αライトキャロでもいけるように調整していきたいと思います。
081

第5章 進化

プロト0001から次の進化へ!!

「MONOHOSHIZAO S-72ML」プロト0001ですが、数か月のテストを繰り返し変更点が見えてきました。
ロッドマンのテスターやお客様に実際さわってもらっての感想もどんどんプロトに反映させています。

1.グリップ素材の変更
実は私はグリップ素材にはあまりこだわりがなく、EVAでもコルクでもどちらでも良いと思っていたのですが、
圧倒的にコルクが良いとの意見が多いため、材料費は高くなりますが、次のプロトはコルクで作成します。
私が赤が好き。と言う単純な理由で、スレッドは赤の単色にしましたが、これも皆様の反応があまりよくありませんでした。
次回のプロトはスレッドデザインも変更を考えてみます。

2.リールシート位置の変更。
若干バランスが先重り気味になっていたので、リールシートを約3cm程前に持ってきました。
変更する事によって、実際に持った感じのロッドが更に軽くなりました。
重さは105gで変わってないのですが、バランスが良くなったので更に軽く感じるという嬉しいオマケが付いてきました。

3.トーナメント中に感じた事
私の場合、実際のトーナメント中ににテストするのが集中力も高まっているので良いような気がします。
大分県の松原ダムでは、激流の中のビックバスにも、負けないリフティングパワーに驚きつつ、
2012のチャプター大分ロッドマンカップでは、サイズダウンしましたが微妙なバイトも感じる事ができる事も確認しました。
九州の主要レイクの「遠賀川」「北山湖」「松原ダム」で、JBプロ戦、チャプター戦、RB2と試合の中でテストを繰り返し、どんどんプロトに反映させていきました。

4.デザイン面での変更
あえて、違うガイドシステムのKRガイドに変更したプロトを作成して試してみたいと思います。
あとはデザインの変更
リールシートも変更予定。
スレッドももう少し落ち着いた感じで。
最後の仕上げに、熟練した日本の竿職人さんと打ち合わせです。
_10V2714

第5章 仕上

2012年 10月 熊本県山鹿市のヤマガブランクス様にて、MONOHOSHIZAO S-72ML の最終工程打ち合わせを行いました。
ロッドマンのオリジナルロッド「MONOHOSHIZAO」は熟練した日本の職人さん達が働く 『YAMAGABLANKS』様に生産をお願いしメイドインジャパンにこだわって作っております。
ロッドの命であるブランクスの設計は、竿職人の中宮社長自ら携わっていただき、今回で決定しました。
私の抽象的なアイデアを見事理想通りに形にしていただき、本当に素晴らしい物が出来上がろうとしています。

スレッドは、奥様の中宮会長に、直接スレッドの色味を見ていただいております。
今回は、スレッドのカラーリングを決めるために、わざと全てのスレッドのパターンを変えて、最終プロトを作成していただけるとの事。
とても大変な作業と思われますが、より良いものを作りたいというお気持ちが伝わってきて、本当に感謝、感激であります。

そして、ガイドセッティングや全体のデザインは、若手のホープ、川上さんと詳細な最終打合せを行いました。
中身がすごく良いものができたので、後は外観。
こちらも、素晴らしい中身に負けないような、デザイン性の高いおしゃれな物を考えております。

今回は、実際に工場の中も見学させていただき、安心感と満足感が更に強くなり、きっといいものができると確信して、帰路に着きました。

第6章 最終

最終プロトが到着。

今回の最大の変更3点。
1点目は最新のガイドシステムKRガイドに交換。
2点目はアンダー100gの実現。
3点目は最終的なロッドデザイン。

各要所要所にレッドのアルマイトパーツを装着。
見た目がぐっと、おしゃれになりました。やはり、外観も大事です。
リールのグリップエンドにロッドマンマークを採用する事も決定し、デザイナーさんに発注しました。

7.2ftの長さを感じさせない軽さなので、さらに使い心地が良くなりました。
うーん、今回のKRガイドシステムと前回プロトのKガイドシステムどちらにするか悩みますね。
なんとなく、シャッドするなら飛距離重視でKガイド。ワームなら感度が良さそいな感じなのでKRガイドかな?
前回のプロトロッドに、リールもラインもルアーも同じセッティングにして試さないとわかりませんね。

今回は、スレッドのカラーリングを決めるために、わざと全てのスレッドのパターンを変えて作成していただきました。
断トツによいカラーリングがありましたので、それに決定!
コルクのボリュームは、もう少し調整が必要な感じがします。

ロゴが入るとキリっと締まりますね!
リールシートは、FUJIのエアシステム+特注カーボン仕様で決まり!
_10V2986

第7章 誕生

構想20年、準備期間1年間にわたったロッドマンのオリジナルロッド「MONOHOSHIZAO S-72ML」がいよいよ完成です。

ロッドマンがメイドインジャパンにこだわったオリジナルロッドの6つの特徴はこちらです

・SHAD&LIGHT TEXAS SPを刻印
・コルクグリップとブランクスの間はオリジナルアルマイトパーツを装着。
・エンドグリップにはロッドマンのロゴ
・一番上のマークをシンプル変更。グリップ部分は固い素材を使用しており感度を増幅する仕様。
・フックキーパーも標準装備
・ブランクス自体は食いこみ重視の調子で、グリップ部分で感度を増幅させます。

定価は39.600円(税抜き)で、販売価格は41.580円になります。

本当は販売価格を3万円代後半に設定したかったのですが、色々こだわって全て最高品質の部品を使用し、
オリジナルのアルマイトパーツまで作成したので、この価格になっております。
しかしながら、大手メーカーさんが、もしこのロッドを販売する場合は、48.000円位の販売価格になるそうです。

ロッドマンがメイドインジャパンにこだわったオリジナルロッドをどうぞよろしくお願い申し上げます。

追記
2013年 3月17日 JB九州開幕戦IN北山湖でMONOHOSHIZAO製品版を使用して、ロッドマンプロメンバー神出氏が3位入賞!! 昨年の私のお立ち台続き、MONOHOSHIZAO S-72MLがレベルの高いJB九州プロ戦のお立ち台ロッドになりました。?

 

商品説明

ブランクス ・ブランクス
熟練の日本の竿職人さんが芯金からカーボン巻きまで、一本一本魂を込めて焼きあげた「MONOHOSHIZAO」のための専用ブランクスを使用。
カーボンの含有率は99%。
テーパーは、小型ハードベイトクランキングでの、のり重視で作成。
しなりの戻りが速くブレの少ないブランクスは、水面下のリップラップ、ウィード、泥、バイト異なった情報を明確に、素早く伝達する、超高感度設計。
高感度設計ながらもパワーの出力はマイルドで、バスの動きに追随する設計。
「バッドジョイントシステム」採用により、更に感度が向上した為、繊細なワームのズル引きも可能。
スレッドデザイン ・スレッドデザイン
ロッドマンのイメージカラーのレッドを基調としたデザイン。
日本の職人さんが丁寧に巻きあげました。
ガイドシステム ・ガイドシステム
最新のKRコンセプトを元に独自のガイド設定。
これにより通常のガイドシステムより15%の軽量化に成功。
感度、ロッドパワー、フッキングパワー、バランス、飛距離の全てがアップしており、更に、糸よれ糸絡みも減少。
T-MNST 5  T-KTSG 5  T-KTSG 5  T-KTSG 5  T-KTSG 5  T-KTSG 5.5 T-KLSG 6M  T-KLSG 12H  T-KLSG 25Hを採用。
リールシート ・リールシートデザイン
超軽量高感度のFujiスケルトンシートを採用。
アーバー部分もカーボンで製作することにより、軽量化、感度の向上に成功。
境目はオリジナルレッドアルマイトパーツを作成。
また、コルクは最高級品のAAAコルクを使用。
フックキーパー ・フックキーパー
MONOHOSHIZAOは便利なフックキーパーを標準装備。
プラグのフックでもワームフックでも、取り付けやすい大きさを選択。
取り付ける場所も、セパレート部分にし、キャスト時にラインの干渉を受けないよう配慮。
バッドジョイントシステム ・バッドジョイントシステム
長さの違う変則2ピースシステムを採用した「バッドジョイントシステム」
リールシートより上部18cmは超高弾性の素材を使用する事により、バットパワーが格段に向上。
それに伴い、感度も通常の1ピースシステムよりも更にUPし、ロングロッド特有のだるさも軽減。
2ピース仕様により、車や電車でも運びやすい仕舞寸法172cmを実現。

スペック

全長 2.18m 総数 2本
仕舞寸法 1.72m 自重 114g
適合ルアーウェイト 2g~11g 適合ライン フロロ 3Lb~8Lb
適合ライン PE PE MAX1.5号 グリップ長 250m
カーボン含有率 99% 本体価格(税抜) 39.600円

ご購入はこちらから
MONOHOSHIZAO S-72ML SHAD&LIGHT TEXAS SP 今なら限定キャッププレゼント?http://rodman.boy.jp/?p=40479

メイン1